TO-Y(9)
思惑通りトーイの売り出しの実権を手に入れた春日は、さっそく「レコ大」新人賞獲得に向けて大宣伝を開始する。
そして、ニヤとの仲も裂き、トーイを自由に操ろうとする。
しかし、そのたくらみに気がついたトーイは、突然生本番中に暴走をはじめ……!?華やかな芸能界の頂点に立ったトーイは、なぜか突然引退を宣言する。
新たな未来に向かって歩きだしたトーイに、ニヤが、そして誰もが、ゴキゲンなライブをアンコールする。
トーイの歌う場所は、今、ここにある!!海鹿耕治は好きな女の子にも声もかけられないほど純粋無垢な高校生。
卒業間近、就職も決まっていた耕治だったが、自分の武器は演歌(うた)しかないと、歌手を目指して単身上京する。
自分の演歌を信じて、故郷の津軽から身体ひとつで上京してきた耕治。
さまざまな艱難辛苦を乗り越えて、果たして彼は「演歌の星」になることができるのか!? すべての若き魂に送る感動の青春巨編!!テレサと耕治の暮らしが始まった。
テレサは就職先が見つからず、収入源は耕治が流しで稼ぐ金のみという貧しい暮らしだったが、それでもふたりは幸せだった。
ある日、いつものように流しで歌っていた耕治とオキナワの前に、演歌の大御所・北野波平が現われる。
大手レコード会社であるソミーレコードからメジャーデビューが決まっていたロックバンド・ショートホープス。
そのボーカルである羽田が突然バンドを解散すると言い出す。
しかも演歌歌手になるという。
3日前、ふらりと入った店で聴いた耕治の歌が原因だった。
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